海外の暗号小説
第108話  量子暗号 東芝が実用化
 令和1年12月31日 読売新聞
 「量子暗号 東芝が実用化」がトップページに
 「「量子」開発 世界競争」が9面に

*トップページ・・・来年度 世界市場を先導
 東芝は、盗聴やハッキングなどが理論上不可能な量子暗号通信を、2020年度に実用化する方針を固めた。個人の生体情報や購買行動などを活用したデータビジネスが注目を浴びる中、データを守るのに必要な暗号の開発競争は激化している。東芝は世界市場を先導するため、実用化を急ぐ。
 ・量子暗号通信の特性・・・究極の暗号
 ・「暗号鍵」をやりとりする専用機器、ソフトウェアを、定額制で提供
 ・手始めに、金融機関
 ・欧米、韓国、中国などが開発に巨費を投じている。
 ・量子暗号イメージ図

*9面・・・既存暗号 解読の可能性、 保護データ爆発的増加
 ・中国では、量子暗号が金融や電力で使われている。
 ・中国と豪州間で人工衛星を使った量子暗号通信の実験に成功
 ・韓国「SKテレコム」はスイス企業に出資
  等々既存の暗号が量子コンピューターに簡単に解読される可能性が出てきたので力を入れている。

 ・第4次産業革命により保護が必要な個人データが爆発的に増加
  →量子暗号が巨大なビジネスに成長する潜在性

* 今後のカギ
 ・実用化の実験をどれだけ早く
 ・技術力の高さ
 ・自国の外交・安全保障に影響

*「量子技術イノベーション戦略」(政府有識者会議、11月)最終報告書
 ・機密性の高いデジタル情報が急速に増大→漏洩は社会的・経済的に影響は甚大
 ・政府は、開発費、14.4億円を20年度予算に
 ・東芝は、35年に2兆円を超える市場規模と試算
 
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