バイオ暗号
「ヒ行 作品」
作品名 ヒト・ゲノムの暗号を読む  人が人になる遺伝子の不思議
著者名 軽部 征夫
発行日:1998.3.1
出版社:河出書房新社
形式:新書
目次
プロローグ
  生命科学の最前線はヒトの本質にここまで迫った
1章 遺伝の謎はこうして解明された
2章 ヒトがヒトになるDNAと進化の不思議
3章 遺伝子がオスとメスに分かれた理由
4章 「ヒト・ゲノム解析」は私たちに何をもたらすか 
ストーリーの概要
 驚異的な発展を続ける遺伝子工学。なかでも話題の「ヒト・ゲノム解析」とは何か?
 神秘に満ちた遺伝子のメカニズムと、その解明によってわかったヒトの進化と遺伝の謎を解きつつ、ゲノムの解読が今後、医療や生命科学にもたらす一大変化を説く。
暗号について
プロローグ   生命科学の最前線はヒトの本質にここまで迫った
 ・生命、遺伝、進化・・・それは謎に満ちた世界だ
 ・ヒトがヒトになる仕組みが見えてきた
 ・ゲノムの解析を可能にした技術とは

1章 遺伝の謎はこうして解明された
 ・最初は認められなかった「メンデルの法則」     ・遺伝学の胎動
 ・DNAと遺伝子の関係は謎だった            ・遺伝子物質はタンパク質なのか?
 ・ついにDNAの正体がわかった!            ・DNAはねじれた縄梯子のようなものだった
 ・ゲノムが自己複製をつくる仕組み           ・二重らせん構造に秘められた偉大な知恵
 ・神の暗号を解いたのは宇宙学者だった        ・なぜタンパク質の合成が重要なのか?
 ・DNAの変異が「進化」を起こす             ・「DNAの暗号を読む」とはどういうことか

2章 ヒトがヒトになるDNAと進化の不思議
 ・細胞は体の何処で作られるのか?           ・皮膚と内臓の細胞ではDNAも違うのか?
 ・細胞の分化を会社の仕事に例えると          ・生命活動に司令塔となる細胞はない
 ・単細胞生物の”20億年の夢”とは            ・真核細胞は大工場群である
 ・大所帯になった真核細胞の真意             ・生命が遺伝子に託した任務とは
 ・酸素一つがRNAとDNAを分けた             ・遺伝子の元祖はRNAだった
 ・DNAの不可解な”いたずら書き"とは           ・巧妙なアミノ酸配列のしかけ
 ・顔や体系の違いはタンパク質の合成量で決まる

3章 遺伝子がオスとメスに分かれた理由
 ・なぜ動物にはオスとメスがいるのか            ・"愛の遺伝子"が見つかった
 ・「優性」とは反応しやすいゲノムのことである       ・DNAはどして染色体になったのか
 ・オスより先にメスが存在した                 ・ゲノムの世界ではオスはメスのおまけのようなもの
 ・ひたすら出番を待ち続ける生殖細胞            ・ゲノムの数合わせ「減数分裂」
 ・生殖細胞が自己改革における執念             ・ゲノムは進化の事など考えない

4章 「ヒト・ゲノム解析」は私たちに何をもたらすか
 ・いたずら書きだらけのゲノムの謎              ・ゲノムには進化の記録が残されている
 ・「ヒト・ゲノム解析」とはどういうことか            ・ヒト・ゲノムの解析にある三つの重要な意味とは
 ・老化とヒト・ゲノムの関係の謎                ・ヒト・ゲノムの解明は何をもたらすのか
 ・遺伝子発現のさじ加減を決める物とは           ・まだまだ謎が多い生命維持機構
 ・ゲノムには時計が内蔵されている              ・大腸菌とヒトの遺伝子にも共通点がある
 ・シーラカンスはなぜ進化しないのか             ・環境の変化が進歩を促す
 ・ゾウやキリンはゲノムの失敗作?              ・ゲノム一片で、多くの謎が氷解する
 ・進化は逆行しないといえるか                 ・遺伝子は酵素で切って貼ることができる
 ・DNAのコピーや修復は簡単だ                 ・初めてクローンになった哺乳類[ドリー」
 ・信じられないような遺伝子組み換え動物が出現する   ・正体不明のDNAはどうやって調べる?
 ・ゲノムの解析だけでは実像は分からない          ・遺伝子から過去を知り、未来を拓く
 ・もしヒトのクロ−ンが出来たら? 
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