１００年に一度たたりがあり、生贄を奉げないと３人の村人に死の天罰が下るという言い伝えが残るひなびた村。
　今年がその１００年目にあたるということで、村人たちはパニック寸前。
　そんな状況を憂えた村の神社の神主が、たたりの謎を解き明かした者に１００万円と牛一頭を提供すると言い出した。
　それを知ったゆうこは、今村に話を持ちかけ、労せずして賞品を手に入れようと画策する。ゆうこにそんな思惑があるとは思いもしない今村は、塚本と神崎を誘って村を訪れる算段を進める。
しかし、掛け話に鼻が利く鮎川がその話を聞きつけ、またも強引に謎解きツアーに割り込んでくる。鮎川に率いられて神社にやってきた一行は、そこで様々な経験を持つ謎解きの参加者を合わせる。

　メンバーは、大学生の玉田、物理学者の大沢、占い師の天野、不動産会社社長の土田、新聞記者の石原と清水といった、いずれも一癖ありそうな面々。そんな一同の前に、巫女の貴美子が神主と共に現われ、神社に伝わる伝承の説明を始める。
　それによると、事の起こりは５００年前。戦いに敗れ落ち延びてきた３人の落ち武者が、お家最高のため財宝を近くに隠したらいいのだが、それを知った村人たちは３人を拷問にかけ宝のありかを吐かせようとしたという。

そうして殺された落ち武者たちの恨みがたたりを引き起こし、生贄を奉げないと村人の名から３人が、落ち武者のかけられた拷問のように、一人は岩の下敷き、一人は逆さづり、そしてもう一人は火炙りとなって呪い殺されてしまうのだという。伝承ではその後落ち武者の財宝は村人たちが見つけ、地図にそのありかを記したと伝えられている。

　話を聞いた鮎川は、賞金も牛も財宝も手に入れようと、今村たちを引き連れて行動開始する。一方、他の参加者たちも呪いの謎を解こうと、それぞれ村の周囲を調べ始める。そんな中、大学生の玉田が突然姿を消し、祟りを引き起こしたという巨岩が、なぜか崖の上に移動しているのが見つかり、その下敷きに・・・。

第２話の主要キャスト

宮部　貴美子：若村　麻由美　；巫女
天野　星子　：池津　祥子　　；占い師
大沢　武彦　：大鶴　義丹　　；東京大学・物理学者
玉田　和久　：城咲　仁　　　；大学９年生
土田　昭吾朗：河原　さぶ　　；不動産会社社長
石原　啓介　：北山　雅康　　；新聞記者
清水　英子　：久保田　磨希　；新聞記者