近辯高校に通う今村の友人･白石が部長を勤める映画研究会が、フィルムフェスティバルでグランプリを獲得した。
　アジア映画の買い付けをやっている張という男から「１０万円でフィルムを譲って欲しい」と話を持ち掛けられる。
　今村を通じて白石から相談を受けた鮎川は、買い取り額を１００万円に吊り上げた上、９０万円は手数料として自分が貰うと言い出す。
　そんな中、張が国際窃盗団の一員で、盗んだ宝石を独り占めしようとした結果、殺害されたというニュースが飛び込んでくる。
　鮎川は、金を取りそびれたと悔しがるが、そうこうしているうちに今度は、白石たちの映画フィルムが盗難にあってしまう。

　そこでオタカラの話には鼻が利く鮎川はピンとくる。「張が１００万円を出してでもフィルムを欲しがっていたのは、そこに自分が隠した宝石のありかが映ってしまったからではないか」と。

　鮎川は、張が隠したであろう宝石のありかを探ろうと、盗まれたフィルムとは別に、テープを起こしていた白石の映画を観る。すると、そこにいるはずのない人影と、宝石のありかを示すような不思議な印が映されていた。

　鮎河は早速、今村、神崎、塚本の３人を引き連れてロケ地となった郊外の廃校へと向かう。しかし、そこでは｢少林家政婦｣という映画の撮影が行われており、女優の栗原はじめ、付き人の岡村やエキストラのマイケルなど撮影隊の姿が。さらに、ゆうこ、みちる、ひとみの桜葉３人娘も父親のコネで出演すると言う。

　鮎川は、撮影の合間を縫って宝探しを始めるが、そんな中、関係者の一人がダイイング･メッセージを残して死んでいるのが見つかり・・・。

第４話の主要キャスト

栗原　若葉　：木の実　ナナ　　；有名女優
張　林宝　　：斉藤　洋介　　　；窃盗団一員（映画買い付け）
白石　研一　：加藤　諒　　　　；近辯高校・映画研究部長
岡村　俊介　：六角　慎司　　　；栗原の付き人
マイケル・ニコルソン：ニコラズ・ペタス；エキストラ
小山　真希　：藤本　静　　　　；小道具係
溝田　健一　：森下　能幸　　　；映画監督
志村　栄一　：坂本　真　　　　；助監督
成田　公平　：中田　猪久　　　；悪役俳優