海外の暗号小説

[ア行 作品]

作品名 暗号機エニグマへの挑戦     
著者名 ロバート・ハリス作            後藤安彦訳
初出:1995
発行日:H8.9.1
出版社:新潮社
形式:新潮社文庫(ハ-32-1)
目次(構成)
第1部 ささやき
第2部 暗号文
第3部 ピンチ
第4部 接吻
第5部 解読材料
第6部 ストリップ
〈暗号用語事典からの用語〉
ストーリーの概要
第2次世界大戦におけるイギリスの解読機関によるドイツの暗号機エニグマの解読に挑戦する実話に基づく小説。数学者ジェリコが、エニグマの解読に挑戦するが、若い女性クレアの不可解な行動に疑問を持ち、彼女の行動を追及するが、スパイ捜査に当たる警察に疑われ、競争になるドイツのUボートの情報収集と、ポーランド人のカチンの森の悲劇がかかわり、意外な方向に展開する。
暗号について
ドイツ暗号機エニグマの解読、エニグマによる暗号化の要領が具体的に描かれている。訳者後書も面白い。
作品名 暗号ミステリ傑作選        
著者名 レイモンド・T・ボンド編         宇野利泰他訳
発行日:1980.2.1
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
序:ボンド
・文字合わせ錠 ・大暗号 ・救いの天使
・トマス僧院長の宝 ・QL 696・C9 ・ミカエルの鍵
・キャロウェイの暗号 ・比類なき暗号の秘密
・龍頭の秘密の学究的解明 ・恐喝団の暗号書
・屑屋お払い ・ヒヤシンス伯父さん
・盗まれたクリスマス・プレゼント
解説:江戸川乱歩(暗号記法の分類改訂版)
ストーリーの概要
ボンドの、序は暗号が過去の外交・戦争において重要な役割を果たしたことを実例を持って紹介し、暗号の面白さを述べている。 編者の序と乱歩の暗号記法の分類は、暗号の基本的事項として極めて参考になる。
各短編とともに味わえる。
暗号について
各短編ごとに暗号を楽しめる。
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