海外の暗号小説
[ア行 作品]
作品名 アレクサンダーの暗号    (THE ALEXANDER CIPHER)
著者名 ウイル・アダムズ    (WILL ADAMS)       (訳:棚橋 志行)
発行日:2008.10.20
出版社:二見書房
形式:二見文庫
目次
「なし」
ストーリーの概要
エジプトの古代遺跡の壁に刻まれた、謎めいた暗号──
そこに秘められているのは、伝説の財宝か 死か
ゴルディオスの結び目の封印を解くのは……?

異端の考古学者ノックスは、伝説のアレクサンダー大王の失われた財宝をエジプトで探しつづけている。
あるとき、地中海沿岸のアレクサンドリアで地下墓地の遺跡が発見された。最深部には謎めいた古代文字の碑文があり、
その暗号を言語学者ガイユが解読したとき、2300年前のおそるべき陰謀があきらかに……!
本当の王の墓は、今もどこかに存在するのか?莫大な財宝の匂いをかぎつけた組織の魔手が、ノックスとガイユの身に迫る。
ふたりは命を賭けて、この大いなる謎の正体に挑んでゆくが……。
暗号について
古代の碑文に仕掛けられた暗号
*碑文に刻まれた文字は民衆文字か?
*古代エジプトの文字:聖刻文字(ヒエログリフ)、民衆文字、古代ギリシャ語・・・ロゼッタストーン
*民衆文字:母音がない。単語の切れ目もない。誤謬が膨大で土地ごとに独自の発達
*テキストの最終行が未完了で、文章が左から右に書かれている。民衆文字は右から左なのに。
 ・十文字のパターンが四度、単語?人名か?
 ・アレキサンダーは、ギリシャ人には「アレキサンドロス」・・alexandoros
 ・その碑文を解読すると、アレキサンダーが仕組んだ謎が解き明かされる。

*古代人が暗号を知らなかったわけではない。「死海文書」の微妙な内容は暗号。
*ワレリウス・ブローブス:学術論文全体を換字暗号で書いた。
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