海外の暗号小説
[ホ行 作品]
作品名 牧神の影 (PANIC)
著者名 ヘレン・マクロイ (Helen Mccloy) (訳:渕上?平)
発行日:2018.6.10
出版社:筑摩書房
形式:ちくま文庫
目次
 影が射す
 1日目
 2日目
 3日目
 4日目
 5日目

 訳者あとがき
 解説 謎の余韻に酔いしれる 山崎まどか
ストーリーの概要
 深夜、電話の音でアリスンは目が覚めた。それは伯父フェリックスの急死を知らせる内線電話だった。
 死因は心臓発作とされたが、翌朝訪れた陸軍情報部の大佐は、伯父が軍のために戦地用暗号を開発していたと言う。
 その後、人里離れた山中のコテージで一人暮しを始めたアリスンの周囲で次々に怪しい出来事が…。
 暗号の謎とサスペンスが融合したマクロイ円熟期の傑作。
暗号について
* 日本での発行は、最近であるが、1944年に初版が発行されている。従って、内容及び暗号は第2次世界大戦にまつわるもので、アナログ時代の暗号、戦時の暗号を楽しめる。
  そういう面で、全編暗号に関する事象がかかれているので、個別な事は省略する。

* 「訳者あとがき」に
   ・暗号の発展史と推理小説の暗号
   ・「牧神の影」と戦地用暗号
  が書かれている。

* 「解説 謎の余韻に酔いしれる」にも、暗号について触れている。
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