海外の暗号小説
[エ行 作品]
作品名 エノーラ・ホームズの事件簿  届かなかった暗号
著者名 ナンシー・スプリンガー   (Nancy Springer)  (訳:杉田 七重)
発行日:2009.10.6
出版社:小学館
形式:ルルル文庫
目次
1955年、トルコ、スクタリ。
第1章 謎の脅迫状
第2章 ミセス・タッパーの失踪
第3章 ばらばらば情報
第4章 あどけない刺繍
第5章 ランプの貴婦人
第6章 ナイチンゲール邸
第7章 暗号
第8章 闇の侵入者
第9章 SOS
第10章 最大のピンチ!
第11章 女の聖域
第12章 ウィンブレル邸
第13章 対決
第14章 予想外の展開
1889年、5月。
ストーリーの概要
 エノーラ・ホームズの下宿先の女主人ミセス・タッパーのもとに、暗号のような脅迫状が届いた。
 困惑したミセス・タッパーに脅迫状の解読を頼まれたエノーラは、さっそく調査を開始。その矢先、女主人が誘拐されてしまう!
 部屋に残された「昔の青いドレス」から、エノーラは事件の手掛かりが偉人ナイチンゲールにあると気づき彼女を訪ねる。しかしそこに兄シャーロックが現れて…。 兄から逃げる理由は?

 偉人伝で知るナイチンゲール、あの“白衣の天使”をこんな風に小説に登場させるとはユニークな設定だ。
 手紙魔だったらしいし、強靭な精神の持ち主でなければ、リミア戦争における地獄の野戦病院で軍人相手に看護の必要性を訴えつつ働く、ナイチンゲールの奉仕から事件は始まる。
暗号について
* クリミア戦争から50年ほど経ったタッパーのもとに脅迫状が届く。「伝書鳩よ、トリ頭の伝言をすぐよこせ。でないとスクタリを去ったことを後悔するだろう。」・・・意味不明!
* タッパーが持っていた「クリノリン」に花の刺繍が!
  ・暗号ではないか?
   ・・・星形の花を「アスタリスク」に、バラを「ピリオド」に、葉っぱを「スラッシュ」に置き換えてみると
  ・モールス信号ではないの?
   「アスタリスク」を線にみなして調べると・・・「HAVE・・・・」
  → 軍人たちの悪だくみだ!
* ナイチンゲールに面会する多面書いた手紙・・・花の絵でモールス符号を・・・「SOS」
* 「トリ頭」のトリとは「ナイチンゲール」のことだった・・・当時「バード」と呼ばれていた。
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