海外の暗号小説

[キ行 作品]

作品名 奇岩城             
著者名 モーリス・ルブラン
初出:1912(47歳)
発行日:S48.3.20
出版社:旺文社
形式:旺文社文庫
(江口清訳)
目次
1 銃声一発   2 高校生、イジドール・ボートルレ
3 死体      4 ルパン対少年イジドール・ボートルレ
5 追跡途上で  6 歴史上の秘密
7 エギュイユの条約  8 シーザーからルパンへ
9 ひらけ、ごま!  10 フランス歴代の王家の財宝
ストーリーの概要
主人公は、怪盗ルパン。高校生のボートルレ少年がホームズやガニマール警部を尻目に活躍する。フランス北部ノルマンディー海岸にある奇岩城「エギュイユ・クルーズ城」に、ルパンが過去の王室の財宝を秘蔵していた。ボートルレ少年が、ルパンの変装と暗号の謎を解き、秘宝に迫る。
暗号について
誘拐現場に遺されていた紙片。数字と点と符号の羅列。少年は、一度それを解くが、間違いに気がつく。書かれた時代が違うのだ。最後まで、その謎解きに苦しむ。
作品名 恐喝団の暗号書       (暗号ミステリ傑作選 所収)  
著者名 ハービィ・オヒキンズ
発行日:1980.2.1
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
 〈なし〉(短編)
 
 (探偵バーニーの冒険の1編)
ストーリーの概要
探偵を志願する少年バーニーは、チーフのバビングに積極的に取り付き採用される。ホテルの隣室に泊まっている恐喝団の男が仲間と暗号電報で連絡している。何とか解読するためにチーフはバーニーにホテルのボーイに変装させ、隣室に入れる。バーニーはやりすぎて、暗号に使っている辞書を持ってきてしまう。
暗号について
犯人は、仲間同士のやり取りに辞書式暗号を使う。どこにでもあるポケット・ウェブスタを利用して暗号を組み立て・翻訳する。(扉の解説にある辞書形式の暗号の解説は参考になる。)
作品名 キャロウェイの暗号      (暗号ミステリ傑作選 所収)  
著者名 O・ヘンリー
発行日:1980.2.1
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
 「なし」(短編)
ストーリーの概要
日露戦争の取材に来たエンタプライズの通信員キャロウェイは、本国に、日本軍の作戦計画のスクープを送らなければならない。しかし、検閲が厳しく、かつ暗号文は使用できないので苦慮する。苦労して送った記事を、編集局の誰も解けないが、最年少記者のヴェシーが解き、給料が上がる。
暗号について
新聞英語を用いた暗号。作者は、これら著作中の暗号を言葉遊びと読んでいる。
作品名 逆転のベルリン情報   (MALLORY'S GAMBIT)
著者名 L・クリスチャン・ボーリング   (L..Christian Balling)     (訳:平井 イサク)
発行日:昭和62年7月25日
出版社:二見書房
形式:二見文庫
目次
 〈なし〉
ストーリーの概要
第二次大戦下、米工作員・マロリーは密命を受け、レジスタンスの協力のもと独軍占領下のパリへ潜入した。が、内部のスパイより、作戦は崩壊。マロリーは敵に捕らわれるが、辛くも脱出した。それから26年、CIA局員となっていた彼は、特命を受けベルリンへ飛ぶ。西側への亡命を望む東独情報部員に接触するためだった。26年前の悪夢と遭遇しようとは夢想だにしていなかったが・・・
暗号について
工作員と本国、あるいは工作員とレジスタンスとの連絡に用いる暗号について記述されている。
作品名 恐怖の谷   (The Valley of Fear) 
著者名 コナン・ドイル  (Conan Doyle)        (訳:延原 謙) 
発行日:S28.8.5
出版社:新潮社
形式:新潮文庫

目次:「なし」
(構成)
第一1部:第1章 警告 第2章 ホームズの推理 第3章 バールストンの悲劇 第4章 暗黒 第5章 事件中の人物 第6章 夜明けの光 第7章 解決 
第二部:第8章 その男 第9章 支部長 第10章 ヴァーミッサ341支部 第11章 恐怖の谷 第12章 最悪の日 第13章 危機
エピローグ 
ストーリーの概要
ホームズのもとに届いた暗号の手紙。時を同じくして起きた暗号どおりの殺人事件。サセックス週の小村にある古い館の主人が、散弾銃で顔を撃たれたと言うのだ。事件の背景には、宿敵モリアティ教授の影が垣間見える。捜査に当たったホームズが探り出したのは、20年前のアメリカに端を発する、恐怖の復讐劇だった。 ドイルの長篇4編中の1編。
暗号について
数字の羅列と地名の暗号文は、本を利用した暗号。秘密結社の団員確認のための合言葉。
作品名 ギリシャ語通訳   (The Greek Interpreter) ([シャーロック・ホームズの思い出]所収)
著者名 コナン・ドイル  (Sir Arthur Conan Doyle)  (訳:延原 謙)
発表年月:1989.3:ストランド誌

発行日:S28.3..10
出版社:新潮社
形式:新潮文庫

創元推理文庫版:1960.8.18
[回想のシャーロック・ホームズ]
目次
なし(短編)
ストーリーの概要
ホームズの兄ホームズの兄の上に住んでいるギリシャ語通訳・メラスから奇怪な事件を相談される。2日前、ラティマという男に通訳を頼まれ、馬車に乗せられ騒ぐなと脅かされ、何処だか分からないところに連れて行かれた。目的地に着くと囚われていた男の通訳をやらされた。暫くしてから、通訳しながら短い質問を付け加えて通訳し、囚われていた男の正体を確認しようとした。
暗号について
ギリシャ語が分からないイギリス人にとってそれは暗号である。
作品名 QL 696・C9 (暗号ミステリ傑作選 所収)  
著者名 アントニー・バウチャー
発行日:1980.2.1
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫

目次
 〈なし〉(短編)
ストーリーの概要
ロスアンゼルスの公共図書館の司書が殺される。被疑者は4人。殺された司書は、図書リストをタイプしていた。リストにある「QL 696.C9」の意味は。
暗号について
タイプライタの配列を利用したものかと誤解するが、図書館で利用する分類表記の利用だった。
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