海外の暗号小説

[シ行 作品]

作品名 死を誘う暗号   (Talking To Strange Men)
著者名 ルース・レンデル  (Ruth Rendell)    (訳:小尾 芙佐)
発行日:平成4年10月10日
出版社:角川書店
形式:角川文庫8707
目次
「なし」
ストーリーの概要
パブリック・スクールに通うマンゴーには、暗号を使ったスパイ活動はひそかな愉しみだった。園芸店に勤めるジョンは、偶然、マンゴーと仲間たちの暗号受け渡し場所を見つけ、暗号文を手に入れる。誰が、何のために使っている暗号なのか?ジョンは、暗号解読に没頭する。それが事件の始まりだった。暗号を巡って、何の関係もない人々が絡み合ってくる。
暗号について
マンゴー一派は、本を利用した暗号、対抗する派は、時間と温度を利用したな暗号。その暗号の特徴、活用法が述べられている。全編暗号がふんだんに出てくる。
作品名 シーザーの暗号上・下  (UND JIMMY GING ZUM REGENBOGEN) 
著者名 J・M・ジンメル (Johannes Mario Simmel)  (訳:小菅 正夫)
発行日:昭和52年2月25日
出版社:番町書房
形式:イフ・ノベルズ

(英訳本原題:The Caesar Code)
目次
上巻
第1連 秘密
第2連 疑問
下巻
第2連 疑問
第3連 意味
ストーリーの概要
冬のウィーンを部隊に展開される各国諜報員の暗躍する中、毒殺された父の死に疑問を持ち、青年が、父を殺したと思われる女の姪と知り合い、二人で謎を解明する。父の書いた原稿を発見するが、中見は暗号。警察はシーザー暗号で、簡単には解けないと言う。殺虫剤を製造かと思っていたが、実は生物兵器の製造だった。その製造法を争う仏・英・米・ソの諜報員との争い。
【1934〜1965に、西ドイツのある大都会で起こった現実の事件に基づいた小説】
暗号について
置換法に従って作成された”シーザー”、25ポイント式の暗号。英語の詩を父が独語に訳した時こだわった部分が鍵か?
原題(独語)がその鍵となる引用文になったいる。
作品名 シンプル・サイモン  (Simple Simon)
著者名 ライン・ダグラス・ピアソン (Ryne Douglas Pearson) (訳:田口 俊樹)
発行日:1997.2.28
出版社:徳間書店
形式:B6、ハード
目次
プロローグ:ライジング・サン 1 杞憂 2 猛犬たち 3 第8日の子供たち 4 ”友達"カード 5 ベル形曲線 6 血の涙 7 排除のプロセス 8 細工師 9 ミスター・タグと赤いロッキング・チェア
10 火花 11 水の底 12 ミッシング・リンク 13 小石 14 歌と踊り 15 申し出と好意と不安 16 アップダウン 17 ごろつき株式会社 18 ライオンの眼 19 見知らぬ相手 20 告白の代償 21 傷痕 22 餌 23 雨だれ式タイプ 24 甦る死者 25 一対一対一 26 墜落 エピローグ:星
ストーリーの概要
NSA(国家安全保障局)が、開発した新暗号システムを、自閉症の少年・サイモンが簡単に解読してしまった。NSAに命を狙われるサイモンを守るのはFBI捜査官のアート夫妻。彼らを抹殺すべく次々と放たれる日本人美人テロリスト、そしてネット上の罠。少年と捜査官、捜査官夫妻の愛情、ハイテクスリラー的趣向。
暗号について
NSAが開発した暗号「キウィ」の強度確認のクイズが雑誌に載る。1450の数字が並び、最初の部分には数字と文字が混ざり合って50字、最後の部分は文字だけ50字。サイモンが瞬時に解読する。
inserted by FC2 system