海外の暗号小説
[ヒ行 作品]
作品名 緋色の研究    (A study in scarlet)
著者名 コナン・ドイル  (Sir Arthur Conan Doyle)  (訳:阿部 知二)
発行日:1960.8.12
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
T 医学博士、基陸軍軍医
   ジョン・H・ワトスンの回想録の翻刻
1 シャーロック・ホームズ君
2 推理という学理
3 ローリストン・ガーデンの怪事件
4 ジョン・ランスの証言
5 広告を見てきた客
6 トバイアス・グレグスンの活躍
7 闇のなかの光
U 
8 アルカリ性の大平原
9 ユターの花
10 ジョン・フェリアと預言者の話し合い
11 命がけの脱出
12 復讐の天使
13 ジョン・ワトスン博士の回想録(つづき)
14 結末
ストーリーの概要
文学の知識─皆無、哲学の知識─皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトソンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見……と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。

第一部では事件発生から犯人捕縛までを、第二部では犯人の回想を描いている。

暗号について
1 ダイイング・メッセージ
 殺人現場の壁に残された「RACHE」という血で書かれたようなの赤い文字。何を表すのか?刑事のグレグスンはレイチェル(Rachel)という女性の名前を書こうとしたと主張。
 ホームズは、「RACHE]はドイツ語で「復讐」という意味だ、[A]という文字はドイツ語らしく書き、犯人はドイツ人に見せかけようとドイツ語のように書いたものだと判断。
2 合言葉
 モルモン教徒集団の仲間の合言葉・・・「9と7」これに対し「7と5」
 これを盗み聞きし、歩哨を騙して脱出する。
     
 新潮社:延原謙訳  東京創元者:阿部知二訳   電子図書:鮎川信夫訳    小学館コミック         青い鳥文庫
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