海外の暗号小説
[ホ行 作品]
作品名 ポンソンビー教授と暗号文   (PONSONBY AND THE CLASSIC CIPER)
                       (「ミステリ マガジン 1973.6号」所収)
著者名 アラン・K・ヤング    (訳:小倉 多加志)
発行日:1973.6.1
出版社:早川書房
形式:雑誌
目次
「なし」:短編
ストーリーの概要
ポンソンビー教授は、ルブローから26年前に友人からきた暗号で書いた手紙について解読してくれと頼まれた。
その暗号分は、第2次世界大戦時、ドイツの侵攻により占領されたフランスのレジスタンスの仲間からのものだった。ある時、誰かの裏切りでドイツにレジスタンス組織がばれ、隠れ家に踏み込まれ逮捕された。その寸前、友人からその暗号文を受け取ったが解読する間が無く、隠し場所に隠した。戦争終了後、そこから取り出したが、そのままになっていた。
暗号について
* 暗号文の他に鍵となる普通文の手紙があった。暗号文とその鍵から、暗号文はポーの黄金虫とほぼ同様である。
* 黄金虫には使われていない文字「j、k、q、x」がある。
* 鍵「僕たちを裏切る」は「e」
* アルファベットの使い方を逆にし、英語の最大の弱点「e」と「th」の特徴を隠すために記号を付けくわえた。
* 英語だから、ドイツ人にすぐ分からないだろう。
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