海外の暗号小説
[コ行 作品]
作品名 コンタクト 上・下     (CONTACT)
著者名 カール・セーガン   (CARL SAGAN)   (訳:池 央耿/高見 浩)


発出版:昭和61年6月:新潮社

発行日:平成元年7月25日
出版社:新潮社
形式:新潮文庫


写真:
上巻は、初版
下巻は、6刷(H9.8.25)
 [映画公開後の版]

 映画公開:1997
目次
上巻
第1部 メッセージ
第1章 超越数    第2章 干渉光    第3章 白色雑音    第4章 素数 第5章 数列の解読  第6章 重ね書きの羊皮紙
第7章 星間雲W-3中のエチルアルコール
第8章 ランダム・アクセス    第9章 ヌーミナス
第2部 マシーン
第1章 春分点の歳差 
第2章 ワールド・メッセージ・コンソーシアム
第3章 ワン・デルタ異性体
下巻
第4章 バビロン 第5章 調和振動子 第6章 エルビウムの車知 第7章 オゾンの長老たち 第8章 蟻の夢 第9章 超統一理論
第3部
第1章 裸の特異点 第2章 グランド・セントラル・ステーション
第3章 因果律          第4章 ギルガメシュ
第5章 プログラム修正     第6章 画家の署名
ストーリーの概要
エリー・アロウェイは聡明で、負けず嫌い、疑問は解かなければ気がすまない子供だった。父親である金物屋の店主テッドを亡くし、母親の再婚相手である物理学教授ジョン・ストートンが家に来てからは、あまり幸せとはいえなくなった。
それでも女性ながら天文学者としてのキャリアを積み、三十代後半になる頃には、地球外知的生物を探索するアメリカ政府の研究所<アーガス>の所長となっていた。ある日、<アーガス>は奇妙な電波信号を受信した。発信元はヴェガ系惑星、地球からは26光年も離れた位置にあった。地球外知的生物がそこにいるのか。騒然とするなか、ヴェガからは、おかしな映像が送られてきた。信号を解読し、マシーンを製作、宇宙へと・・・・
暗号について
ヴェガから送られてきて信号は、4重の暗号だ。暗号解読が主でないので、解読の過程は具体的ではないが、素数の扱い、計算式の正誤から、解読の鍵を見つけることやヒットラーの映像が出て来る発想が面白い。
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