海外の暗号小説
[ク行 作品]
作品名 黒後家蜘蛛の会  3  (More tales of the black widowers)
著者名 アイザック・アシモフ   (Isaac Asimov)  (訳:池 央耿)
発行日:1981.2.27
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
1 ロレーヌの十字架
2 家庭人
3 スポーツ欄
4 史上第二位
5 欠けているもの
6 その翌日
7 見当違い
8 よくよく見れば
9 かえりみすれば
10 犯行時刻
11 ミドル・ネーム
12 不毛なる者へ
ストーリーの概要
「黒後家蜘蛛の会」の面々が顔をそろえるや、推理談義に花が咲く。
博識多才な万能作家アシモフの博覧強記ぶりを遺憾なく発揮する連作短編の数々。お得意の宇宙科学からトールキン、果てはシャーロッキアンに関するまでのマルチ・アングルから材を採ったアシモフならではの推理譚。ヘンリーの叡智は今夜も冴えわたる。
著者の思い:
1 私のミステリはあくまで公明正大である。私は材料をすべて揃えて手の内を明かし、ここぞと言うところで読者が正解に気づき、先を越してヘンリーの鼻を明かすことが出来るような書き方に努めている。
2 謎を提示し、推理を展開し、絵解きをつけるだけならば各へントも4分の1の分量で事足りる。後の4分の3は食卓を囲んだブラック・ウィドワーたちの気ままなおしゃべりで埋まっている。
 意地悪には当たらない謎を考え出すことは私自身にとっても楽しいことであり、知的な会話を組み立てることも又、それに劣らぬ楽しみだから。
暗号について
1 ロレーヌの十字架
 ・ バスであった素敵な女性を探す鍵は、その女性が降りた場所に「ロレーヌの十字架があった」と見ていた子供が言う。
 ・ 何回探しても見つからない。・・・それは十字架ではなく、「エクソン」(ガソリンスタンド)の看板だった。
3 スポーツ欄
 ・ 殺されたスパイ・ステパンが新聞を開き「e・p・o・c・k」の文字を並べた。
 ・ スポーツ欄の「スコア}・・・「20」のことを言う。・・・「20」を知らせたかった。
6 その翌日
 ・ ある作家の著作を発行するために契約に努力中の営業マン。「明日届ける」と聴き喜ぶが、作家は競争相手の書房へ
 ・ 「トウモロウ」・・・「トウ モロウ」・・・モロウ書房へ届ける意味だった。
7 見当違い
 ・ 窃盗団の盗品の渡し場所はどこか?
 ・ 手掛かりになる紙を拾う。・・・紙に書いてあった町の名・・・郵便番号だ!
8 よくよく見れば
 ・ ブラインドマンの意味は?・・・「めくら」・・・「ブラインド修理人」?
10 犯行時刻
 ・ 犯行時刻は何時?・・・デジタル時計で【05:50】を見た会計士は、「5時半」と勘違い。
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