海外の暗号小説
[マ行 作品]
作品名 マン島の黄金   (While the Light Lasts Other Storis)
著者名 アガサ・クリスティー  (Agatha Cristie)  (訳:中村妙子・他)
発行日:1998.9.15
出版社:早川書房
形式:四六版
目次
『なし』(短編

他の作品
*夢の家           *名演技
*崖っぷち          *クリスマスの冒険
*孤独な神様        *壁の中
*バクダットの大櫃の謎  *光が消えぬ限り
*クィン氏のティー・セット
ストーリーの概要
イングランド北西部に浮かぶ小さな島、マン島の役人が観光客集めのためにクリスティーに執筆を依頼した宝探し懸賞問題で、島に実際に隠された四つの嗅ぎ煙草入れを見つけた者には懸賞金が出ることになっていた。
しかし、クリスティーの手掛かりの出し方があまりに巧妙だったために四つのうち三つしか発見されなかったという曰くつきの作品。
一九四〇年の5月末、5回に分けてマンチェスターの新聞〈デイリー・ディスパッチ〉に掲載された。
五つの手掛かりはそれぞれ別個に印刷され、ゲストハウスやホテルに配布された。
「すべての素人探偵にとっての腕試しの好機」
*「精巧な地図と島について書いた案内書」「民話についての本及び島の歴についての本」必携

★この本は、クリスティーの幻の作品と言われていたもの。1997年に発見された作品群。
暗号について
*最初の手掛かり・・・へぼ詩
 「羅針盤の四つの方位 南、西、北、東 東風は人間にも、獣にもよくない だから南と西と 北に行け、東を避けて」
* つけの上にあった地図
 「 方位、十字架、輪:6本の線」
*殺された男が握っていた写真
 「一部が欠けている・・・
*渡された封書に入っていた地図と指示書
 化美江御火に近づけると文字が・・・
*遅れて届いた手紙

これらの手掛かりは、暗号である。ヒント(地図とか本)ないと解読困難
*あとがきとして、謎ときの解説がある。
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