海外の暗号小説
[ナ行 作品]
作品名 ナンシーの謎の手紙
著者名 キャロリン・キーン  (carolyn Keene) (訳:渡辺庸子)
発行日:2012.4.27
出版社:東京創元社
形式:創元推理文庫
目次
1 盗まれた手紙   2 消えたお金
3 最初の手がかり 4 ロンドンからの手紙
5 謎の贈り物     6 大収穫
7 壊れた車      8 思わぬ知らせ
9 「あいつは犯人なんかじゃない」 10 リッジフィールドで
11 ロンリー・ハーツ・クラブ  12 スキーツ夫人
13 金曜日の夜   14 つかまらない相続人
15 キックオヅ    16 人違い
17 偽の呼び出し  18 シェイクスピアのパズル
19 罠         20 砕けたウェデイング・ベル
ストーリーの概要
 凍えそうな郵便配達夫を見かねて、自宅でココアをふるまったナンシー。
 ところが、親切があだとなり、玄関先に置いた配達中の手紙が盗まれてしまったのだ。
 ナンシーは手紙を取り戻すべく調査を開始した。
 調べるうちに盗まれた中にあった謎の手紙が、ナンシーと同姓同名の別人を捜しているとの内容だったことが判明、ナンシーの好奇心を刺激する。
暗号について
*ミス・ドールが遺した書付・・・シェクスピアの引用
 「頭の中が、かきまわされた泉のごとく濁り乱れて、我がことなのに、底が見えない
 わたしたちは、よいものをさらによくしようとして、台無しにしてしまうことが多い
 およそ真の恋をするものは、思わぬ狂態をさらしてしまうもの
 さいわいなるは、まさに愛の絆
 ・・・それゆえ、はっきりもうしましょう わたしたちは運に身を任せる奴隷なのだと
 一分遅れる位なら、2時間早すぎる方が良い
 旅する者に贅沢は無用
 星です、天に輝く星こそが、人のあり方を支配するのです。」

☆ 犯人の目を盗んで手紙を書く・・・メッセージを残した。→「暗号だ」

*二人は旅に出る、恐らく飛行機で。ここに「星」の一節がある・・・夜の便だ。
 等々・・・解釈論
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