海外の暗号小説
[レ行 作品]
作品名 列石の暗号  (THE STONEHENGE LEGACY)
著者名 サム・クリスター   (Sam Christer)  (訳:大久保 寛)

発行日:H25.3.1
出版社:新潮社
形式:文庫
目次
なし
ストーリーの概要
 新月の夜、ストーンヘンジにローブ姿の集団が集っていた。
 5000年前から続く儀式を行うためだ。彼らは若い男を裸にし、身体を浄めた後、“虐殺の石”の上に載せると斧を振り下ろした……。
 一方、天文学者で古美術収集家のナサニエルが、息子ギデオンに不可解な遺書を残して拳銃自殺をはかる。
 亡き父の邸宅を訪ねたギデオンはいきなり何者かに襲われる。
 地元警察のミーガン警部補が捜査に乗り出すが犯人は不明。ギデオンは屋敷の中から遺書だけでなく、秘密の部屋に隠されていた、暗号化された日記を発見する――遺書の謎は、日記の暗号は、解けるのか。
 浮かび上がる秘密教団、その真の姿とは?
 警部補は現代の犯罪を、過去の神話と照らしながら事件の解明に挑むが・・・。
暗号について
* 秘密の部屋に隠されていた、暗号化された日記を発見
 ・古代ギリシャ語だ
 ・父は簡単な暗号を考えた
  ・ギリシャ語のアルファベットの24文字をそれに相当する英語のアルファベットに逆順に当てはめた。
  ・ギリシャ語の「Ω」を「A」・・・「A」を「X」
  ・廃れたギリシャ語「F(ディガンマ)」を「Y」、「コッパ」を「Z」

* 簡単な換字暗号、解読の課程を楽しむストーリーではない。解読された日記の内容が秘密教団の謎解きに生きる。
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