海外の暗号小説
[ロ行 作品]
作品名 ロシア皇帝の密約   (A MATTER OF HONOUR9
著者名 ジェフリー・アーチャー  (Jeffrey Archer)   (訳:永井 淳)
発行日:S61.10.25
出版社:新潮社
形式:文庫
目次
第1部 クレムリン 1966.5.19
第2部 ダウニング街十番地 ロンドンSW1 1966.6.16
第3部 ホワイト・ハウス ワシントンDC 1966.6.18
第4部 クレムリン モスクワ 1966.6.19
ストーリーの概要
1867年、アメリカはロシアからベーリング海沿いの土地を買いとった。皇帝ニコライ二世は、革命の際、その条約をある額の裏に隠して西側に送り、身の安全を図ろうとした。
条約には、実は、買戻しの条項があったのだ。
1966年、元英陸軍スコット大尉は、無実の罪を着たまま死んだ父から、「皇帝のイコン」と呼ばれる名画を遺された。遺産を受け取りに出かけた彼を待っていたのは、ロシア側のスパイだった。
条約は、1867年に帝政ロシアの外相エドワルド・デ・シュテックルとアメリカ国務長官ウィリアム・シュワードの間で結ばれた。
自分がKGBやCIAに追われる理由もわからずに、ヨーロッパ中を必死で逃げ回るアダム・スコット。
暗号について
・ 父が遺した遺書に入っていたゲーリングの手紙。古めかしい文章でかつドイツ語で書かれているためスコットには読めない。正に、スコットにとって暗号である。手紙を三つに分け、YMCAの女の子、外務省の私見を受けに来た男性、そしてショッピング・センターのレジの女の子に翻訳してもらう。彼らに全般が分からない様に。
・ スコットの行方を追うイギリス情報陰からの暗号電報
  「スコットはジュネーブに戻る。ドイツ娘と銀行をチェックすること」・・・偽情報
・ フランス語でも英語でも綴が同じ一つの単語とは?
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