日本の暗号小説
作者名 藤本 泉

作品名 暗号のレーニン  - 革命の父のミイラの秘密
発行日:S59.11.5
出版社:講談社
形式:講談社ノベルス
目次
第1章 不眠の計
第2章 オデッサの証人
第3章 謎の襲撃と不思議なガード
第4章 カンタベリーの証人
第5章 Ъとレーニン
ストーリーの概要
外交官・八重浜健は、モスクワのレーニン廟見学者の長蛇の列の中にいた。その過剰なほどの警備はソビエトの"聖地”を如実に示す光景だった。祖父も父もレーニンの秘密に触れて、不審な死を迎えていた。秘密は、彼の所持するロシア文字の暗号文にあった。解読に挑戦する健に暗殺者の手がのびる。
暗号について
週刊誌ほどの大きさの西洋紙に、ロシア文字が隙間無く書かれている。日本海軍の暗号専門家に解読を依頼した。その要領が記述されているが、結論は解読不能。解読の鍵は、アルファベットが漸く読める程度の革命戦士に理解できるもの。
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