日本の暗号小説
作者名 倉阪 鬼一郎
作品名 青い館の崩壊     ブルー・ローズ殺人事件
発行日:2002.7.5
出版社:講談社
形式:新書
目次
第1章 ゴーストハンターの部屋
第2章 青い館の追憶
第3章 ゴーストハンターの部屋
  追憶1
第4章 青い館
第5章 ゴーストハンターの部屋
  追憶2
第6章 青い館
第7章 青い薔薇を探して
  追憶3
第8章 青い館の崩壊
エピローグ―ゴーストハンターの新しい部屋
もう一つのエピローグ
ストーリーの概要
顔の溶けた人間が目撃される歪で面妖な七階建てマンション。
奇怪な密室ミステリーを遺した最初の所有者は失踪し、現在はどこか病んだ住人たちが跋扈する。
黒猫のぬいぐるみを抱えた異能の名探偵。異形の館に込められた秘密。見事に反転する世界。

 怪談蒐集家“ゴーストハンター”:雨九俊家。五万枚のミステリーを書いているゴーストハンタ。
ある目的で風変わりな青いマンション:ブルー・ローズを監視できる部屋に引っ越してきた。そのマンションの最初の所有者は奇怪な密室ミステリーを残して失踪したという。
 彼は、友人の黒川が持ち込んだ古本をきっかけに風変わりどころかとんでもなく奇怪でおぞましい、青いマンションの秘密を解き明かすことになる。
 黒猫のぬいぐるみミーコちゃんが大活躍
 作中作の青蓮寺崇作「青い館の追憶」、「青い目の人形」になにか隠されているのか。
暗号について
・ 「青い館の追憶」
  この小説には七色が出てくる。しかも主要な登場人物にそれぞれ色がついている。虹の「赤橙黄緑青藍紫」
  赤は1番、橙は2番・・・
  (例) 橙の字に続く2番目の文字は「い」。次に出てくる橙の字に続く2番目の文字は「け」・・・7文字ある。
  それらを赤橙黄緑青藍紫の順に調べ、文字を横に読むと・・・・。
・ 「青い目の人形」
  旧仮名が出てくる。各章に1ヶ所。その段落には必ず人が出てくる。人には色の名前が
ついている。
  (例) 赤沢茜の出てくる章。・・・しまふ地上には・・・→赤で、旧仮名の1番目は「地」
    それらを章の順に並べると・・・。
 
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