作者名 中島 悦子 作品名 暗号という 発行日:2019.8.22
出版社:思潮社
形式:文庫
目次
・新島 ・屋上 ・暗号 ・回天 ・猿罪 ・潮目 ・漂流 ・深谷 ・連夢
・車輪 ・人穴 ・焦点 ・岩盤 ・極寒 ・北角 ・小枝 ・晩月 ・堕秋
・吐血 ・散骨 ・仮装 ・信号 ・嗄声 ・焦熱 ・牛面 ・訃肉 ・先表
・夜風 ・分捕 ・被流
ストーリーの概要 詩集。
暗号について 一般的な詩集として読んでも、理解困難な表現が多い。ある意味暗号のよう。
「暗号」
はさみで切り抜くことのできない形は
ねうしとらうたつみうまひつじさるとりいぬい
蕎麦猪口を集める
誰が口をつけたのか分からない
浦底の偽刻印の
古い文字は消されて
死児に憶えさせようとすること
コウゾの根を抜く
(以下略)
・ 何故この詩が暗号なのか?