日本の暗号小説
 作者名  山本 周五郎
  作品名 危うし!潜水艦の秘密 (「黄色毒矢事件」所収)
発行日:H30.10.1
出版社:新潮社
形式:文庫
目次 (短編七編)

・ 危し!! 潜水艦の秘密
・ 黒襟飾組の魔手
・ 幽霊屋敷の殺人
・ 骸骨島の大冒険
・ 謎の頸飾事件
・ 黄色毒矢事件
・ ウラルの東
ストーリーの概要
 若き日の周五郎が、少年少女に向けて書いていた百編超の探偵小説・冒険小説七編。
 主人公は、春田龍介、中学2年。特技、推理―。


* 危し!! 潜水艦の秘密
  ・液状火薬の秘密が盗まれ、研究所の関係者が次々射殺されていく。
  ・無燃料機関(エンジン)の実験当夜、妹が掠(さら)われ、機密をも盗まれた。
  ・春田龍介は二つの暗号文を解読し、犯人を追う

暗号について
* 「危し!! 潜水艦の秘密
 ・拾った暗号紙
  校庭で生徒が暗号文らしいものが書かれた紙片を拾う。春田に解かせよう。
 ・謎の暗号
   「○ツエイ ハ ヨ○八時三十分 ヨリ行ウ ○ショップ ○ンセン同伴ス」
  ○に次の文字を当てはめた・・・
   「
ツエイ ハ ヨ八時三十分 ヨリ行ウ ショップ ンセン同伴ス」 → 「サルビヤ」
 ・二人の山川少将
   「ゴクロウ○マ スミタ○ ウエハ コレデ シツレイ オチノ○ル ○ンセン」
  ○に次の文字を当てはめた・・・
   「ゴクロウ
マ スミタ ウエハ コレデ シツレイ オチノル ンセン」 → 「サルビヤ」
 ・確か 横浜港に「サルビヤ号」という外国船が入港しているはずだ。
 
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