日本の暗号小説
作者名 黒木 智
作品名 諜報外交
発行日:2003.3.31
出版社:徳間書店
形式:四六判
目次
プロローグ
第1章 罠
第2章 もぐら達のおののき
第3章 モスクワからの使者
第4章 運命のプレリュード
第5章 闇の中のうごめき
第6章 遺恨
第7章 駆け引き
エピローグ
ストーリーの概要
「庭の薔薇は咲いていますか?」戦後、シベリアに抑留され、日本へ帰国後ソ連への強力を求められた日本のエリートたちに届く、ロシア語のメッセージ。
元ソ連大使館員でスパイだったソ連人が、中沢に遺した秘密リストを内蔵したマトリョーシカ。中沢は、シベリア抑留が原因で父を亡くした元自衛隊員で、現在赤坂で居酒屋を営む男。
KGB・CIA・KCIA・公安警察等がソ連への情報提供者を追う。
拉致、監禁、有力代議士の偽装自殺―等、日本の中枢を蝕むスパイ網の描く、ポリティカル・サスペンス。
自衛隊の組織等、認識不十分な表現が見られる。
暗号について
* ソ連大使館員あるスパイからの合言葉
 ・ ニエザブッチエ・クラースヌユ・プローシシャチ・・・・赤の広場を忘れるな
* 元ソ連スパイのニコライからの手紙・・・渡すのは「指輪」のみ。マトリョーシカがないのがニコライからのサイン。
* 中沢が勤務していた自衛隊の傍受機関・・・・暗号解析班
* 自衛隊退職後、ソ連のエージェントが更新する電波の傍受、暗号解読
 ・ 5桁数字・・・加減乗除して発信者、電文をカタカナに置き換えていく。
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