日本の暗号小説
作者名 藤木 稟
作品名 バチカン奇跡調査官
発行日:2007.12.10
出版社:角川書店
形式:四六判(ソフト)
目次
プロローグ 天使と悪魔のゲーム
第一章 聖徒の座
第二章 セントロザリオ学院の変事
第三章 殺人事件とマリアの嘆き
第四章 浮かび上がったルーン文字
第五章 開かずの間の秘密
第六章 ウィージャ盤の解読
第七章 地下に潜む亡霊
エピローグ 天使と悪魔の戦い
ストーリーの概要
 修道院で起きた処女懐胎事件。これは奇跡か、悪魔の罠か…!?
 バチカンの密命をうけ、平賀とロベルトの神父コンビが、セントロザリオ学院調査に出向く。
 出向いた先で起こる凄惨な事件と奇跡にはどのような関係があるのか?平賀の事件に対する解説や薀蓄に天才的な魅力を出しているが、ロベルトは何の天才なのか?ただ付いていて補佐するだけ?
 キリスト教内に住みついたナチスの業との戦い。
暗号について
☆ 用語として出てくるが、本格的な暗号、暗号解読は見られない。

* 平賀の部屋に散らばっている新聞や雑誌の切り抜き・・・世界中に飛び回っている暗号の解読に必要。
* ロベルトの専門は、古文書と暗号の解読。
* 残された割符と羊皮紙・・・割れた銅版蛇の頭の絵に「RICH」と読める模様がある。羊皮紙は鏡文字で書かれている。
  発見したもう一つの割符には「HEIN」が。・・・「HEINRICH」・・・人の名?
* 事件現場のステンドグラスに書かれた「スティグマータ」・・古い文字で書かれた十字架
 ・・・ルーン文字・・・文字にならない
* 壁に書かれた神秘暗号
* エノク文字・・・絵のような文字・・・天使たちと契約書を交わす時に使用する
* イーブメン、イスピラ・・ン、エス・・・ティクン。666の獣がついに目覚めた。
* ウィージャ盤に書かれた28文字の意味は?
  ・・・ルーン文字の暗号解読・・・対比表・・・「ヒトラーの我が闘争」の一節
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