日本の暗号小説
作者名 松原 秀行
作品名 パスワード 暗号バトル 中学生編 (27)
発行日:2012.12.15
出版社:講談社
形式:新書
目次
第1章 少年探偵マコトと五人のピエロ
第2章 アカネさんのたくらみ
第3章 七人の天空斉
第4章 ツイストアンドシャドウトとズッキーニ
断章  マコトを待ちながら捜査会議を
第5章 漣堂古書店の美人店主
第6章 まぼろしの同人誌
第7章 「頁子」の名前の秘密
第8章 暗号チェイスの真相
ストーリーの概要
 中学では「探偵部」に所属しているマコト。その探偵部で、「ミステリー小説くらべ」をすることになり、もともとは「ミステリー作家」志望のマコトははりきって書きます。
  他の部員たちも、それぞれに力のこもった作品を発表!!
 前半は、マコトたち探偵部員の書く「ストーリー内ストーリー」を中心に展開するのですが、一転、後半は「美人古書店店主」に依頼されて、「暗号」だらけの事件の謎解きに挑みます。
 マコトを待ちながらの電子捜査会議でも、「暗号」パズルがどんどん出されて……。今回マコトは「作家&探偵」として大活躍!
暗号について
第1章 少年探偵マコトと五人のピエロ
*豪華客船の五つの個室で密室殺人事件発生
 ・死体のひたいに赤い文字が・・「う」「ん」「ち」「せ」「よ」・・・「うんちせよ?」
 ・五人の服の色と国籍・・・「赤・カナダ」「黄・日本」「黒・ケニア」「緑・英」「青・ニュージーランド」・・・「オリンピック??」
 ・五輪旗の色の順番に並び変えると・・・「せんちょう」

第2章 アカネさんのたくらみ
*図書館に張り紙が・・・「顔文字」
 ・ポリュビオスの換字表・・・「アンテナのてっぺんを探せ」
 ・午後3時にのびたアンテナの影の先っぽ

第3章 七人の天空斉
*マジシャン天空斉が別荘で死体で発見された・・・自室に書置きが
 ・30/47は同。17/47は異。異より、3・4・5を除け。残り1・2を、西から東へタテにならべ、ヨコにたどれ」
 ・県名と県庁所在地

第4章 ツイストアンドシャドウトとズッキーニ
*鉄道マニアがマイナーな路線で不思議な出来事に会う。
 ・好きな子から手紙を貰う・・・「私が待っている場所・・・『あいううかしばみら』」
 ・アナグラム?・・・「あかいうみうらばし」・・・正解は「あかいばらうみうし」

断章  マコトを待ちながら捜査会議を
1 人名アナグラム―ネロ出題
2 うらめし屋のスペシャル・デザート―ダイ出題
3 動物たちが告げるもの―まどか出題
4 ひらがな迷路―飛鳥出題
5 とんでふんだらいかにつうどく―みずき出題

第5章 漣堂古書店の美人店主
*古書堂からレア本が盗まれた・・・その後に手紙が
 ・「ラーフル 鬼哭翌晩 ムンクの泣く番 傘箱が旋盤」

第6章 まぼろしの同人誌
*「ラーフル」・・・黒板消し(鹿児島・宮崎・愛媛、オランダ語)
 ・「こ・く・ば・ん」の4文字を消す・・・「きよむのなかさがせ」→「虚無のなかをさがせ」
 ・「虚無への供物 塔晶夫」から文字が書かれたテープが!

第7章 「頁子」の名前の秘密
*「はいしきりすっょがのぽうみうのりをらさゅみがきうよわのの」
  「水のない井戸のまわりをぐるぐるぐる」
 ・万華鏡・・・カレイドスコープ・・・枯井戸→万華鏡にテープを巻くと
  「きょうりゅうのしっぽのさきのいすのうらがわはりがみをみよ」
 ・「頁子の名前のひみつを告げる場所 まあるい数字に注目せよ」

第8章 暗号チェイスの真相
*ツェッペリン号の操縦席にメモ用紙・・・「04×−45×−817× BB C−008 3373」
 ・電話番号・・図書館 BB:ブックバンク(有料ロッカー) ロッカー番号 暗証番号

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