日本の暗号小説
作者名 松原 秀行
作品名 パスワード4百年パズル    パソコン通信探偵団事件ノートN
発行日:2004.7.20
出版社:講談社
形式:新書
目次
プロローグ・ウソつきパズル
1 天子さんとカツ丼
2 謎なぞ四天王
3 青いニワトリの謎
4 さかさまになった本
5 暗号貯蔵庫
6 九十九穴の秘密
エピローグ・ウソつきパズルをもうひとつ
ストーリーの概要
別々に出かけたマコトとみずきだが、なぜか行く先々で、アヤシイ面々が現われて、パズルの集中攻撃を浴びる。
戸惑いながらも、二人はつぎつぎと解いていくが、最期に出されたのが、四百年間解読されていない暗号で書かれた巻物。
この超難解な暗号を二人は解けるのか?パズルが32も出てくる。
暗号について
* 鬼エンテーリングで出された暗号問題
@ 「とてにはか ズっぼのす ムかつたで −たちきれ ホたたおだ」
A (-3)14・4・12・13・12・17
   (+3)11・6・7・18・10・2・11・16・12・18・11・12
   (-9)28・10・20・30・28・17・10・17・10・13・10・27・14
B 湯からあがって琵琶をたべる。物おきから蛾がとんでくる。田んぼの利えきはすくなくたって、伸びのびくらすのがすきだ。朱いろのそらとすくない人口。きの葉がざわざわさざめいてるよ。
* 俳句殺人事件の問題
  ・ 五つの俳句と5人の女性弟子・・・・犯人は誰か
    俳句の作者の頭文字を並び替える(アナグアム)
* 図書館での先生の暗号通信
  ・ 男の先生が本を逆さまにしまって出ていく。女性の先生がその本を正しくしまいなおす。
    本の種類により、デートの場所を知らせる二人だけの暗号通信
* いもの収穫の心得を書いた暗号文
  ・ 心得の各行の一番上の文字を拾うと・・・・
* 武田玄信が作った九十九穴にいろは48文字のどれか1文字が刻まれている。ホテル改装時見つかった二巻の巻物「九十九穴謎解之手引」
 その1「横列」・・・壱、弐、参、四の数字  ・「縦列・・・・壱、参、四、六、八の数字
 その2「玄道をたどり さむらいの角にきざまれし ことのはをひろいあつめ 天の洞にて行ふべし」
 ・ 「イラストロジック」を利用して解読

*その他のパズルの中にも、暗号らしき言葉遊びがある。 
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