日本の暗号小説
作者名 深谷 忠記

作品名 人麻呂の悲劇 上・下


発行日:1991.9.30
出版社:光文社
形式:カッパ・ノベルス

(書き下ろし)
目次
第1章 奇妙な依頼−「山柿の門」の暗示
第2章 過去からの声−人麻呂の生と死
第3章 疑惑の重層−人麻呂歌と赤人歌
第4章 仮面の死−人麻呂自傷歌群の謎
第5章 蛇足の罠−人麻呂・虚構の事実
第6章 遺書の秘密
第7章 復活の真相−『古今集』序文の暗号

ストーリーの概要
24年前のベストセラー作家の失跡と現代の殺人事件という異質な謎が、柿本人麻呂と山部赤人は同一人物だったという説に起因する。飛鳥彰という覆面作家が、週刊誌に連載した「人麻呂の秘密」の中で、人麻呂は赤人として復活したと書いたことから事件は起こる。
暗号について
古今集の序文である、紀貫之が書いた「仮名序」を読み解くと人麻呂と赤人は同一人物だと読み取れる。古文書の解読、即ち歴史暗号。
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