日本の暗号小説
作者名 三上 延
作品名 ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔
発行日:2013.3.22
出版社:アスキー・メディアワークス
形式:文庫
目次
プロローグ
第1章 「孤島の鬼
第2章 「少年探偵団」
第3章 「押絵と旅する男」
エピローグ
ストーリーの概要
 珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。
 稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。
金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。
 そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。

 少年探偵団シリーズから猟奇的な『孤島の鬼』、幻想的な『押し絵と旅する男』、暗号解読物の『二銭銅貨』など、乱歩作品を絡ませながら、栞子が推理をしながら謎を解く。
暗号について
第1章 「孤島の鬼」
*あり得ない状況で発生した連続殺人事件の犯人を追ううちに、ある一族の遺した暗号文の謎に巻き込まれいく。

第3章 「押絵と旅する男」
二銭銅貨のレプリカ・・・空洞があり、暗号文が書かれた紙が入っている。
*「南無阿弥陀仏」の六文字の組み合わせ・・・点字
*点字に置き換えたが、暗号が解けない・・・意味不明・・・どこがおかしい?
*レプリカの二銭銅貨に「大正一二年」の文字が・・・点字は今と違うのか?
*乱歩は最初に発表した時、拗音の点字記号を間違えていた。
*金庫を開ける暗証番号が判明・・・しかし、この意味は?
*ペンネーム・・・本名のアナグラム
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