日本の暗号小説
作者名 長田 順行

作品名 秘文字   (監修:長田順行 著者:泡坂妻夫、中井英夫、日影丈吉 企画:田中敏郎)
発行日:1979.2.28
出版社:社会思想社
形式:B5、ハード
目次
かげろう飛車:       泡坂 妻夫
薔薇への遺言:       中井 英夫
こわいはずだよ狐が通る:日影 丈吉
暗号三昧:          泡坂 妻夫
暗号と暗合:         中井 英夫
偽装の論理:         日影 丈吉
暗号法とその解き方:    長田 順行

・暗号法の原理と六つの形式
・暗号解読の基礎
・三つの解読問題 
・「秘文字」の暗号について
ストーリーの概要
泡坂妻夫、中井英夫、日影丈吉氏の暗号をテーマにした書下ろし短編小説をそれぞれ代表的な形式により暗号化してある。暗号に封じ込められた3編の暗号譚。封印を解くのは読者自身である。
・その本には、文字があっても言葉がありません。アリスは考えました。”文字だけで、言葉がないなんてなんの役にも立たないわ”。
・その本には、文字ばかりでく言葉もあります。アリスは考えました。文字も言葉もあるなんて、なんの役にもたたないわ。

作品の原文と解読法の解説書は、愛読者カードを請求したら送られたらしい。また、暗号を解読すると色紙のプレゼントもあったらしい。
暗号について
泡坂妻夫の「影ろう飛車」は原文も暗号小説、「斜陽」に所収。中井英夫の「薔薇への遺言」は比較的解読しやすい。日影丈吉の「こわいはずだよ狐が通る」は現在解読中。
上記「秘文字」の軽装版

発行日:1983.3.30年
出版社:社会思想社
形式:変形A5
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