日本の暗号小説
作者名 宗田 理

作品名 秘文字で書かれた殺人調書
初出版:S59.3.25:カドカワノベルズ
   (旧名:「船絵馬殺人事件」)

発行日:S63.4.10
出版社:角川書店
形式:角川文庫文庫
目次
1 新年交礼会
2 津軽の船絵馬
3 幻のクーデター計画
4 裏切りの代償
5 抹殺の歴史
6 敵の敵
ストーリーの概要
自由党のニューリーダー大川市太郎が怪死した。事件を追う新聞記者瀬沼は、大学時代の親友で、大川と関わりのある商事会社社員浜本からいくつかの情報を得る。しかし、やがてその浜本も、福井県の東尋坊で死体となって発見される。二人の死の関連と真相を探る瀬沼、PRプロダクションの美人編集者悠子、それにカメラマンの桐原の前に浮かび上がる一枚の船絵馬と奇妙な絵文字のメモが意味するものは。数の子買占め事件とクーデター計画の関連は。
暗号について
ゴミソ(霊媒をする盲目の女性)が使用する津軽の昔文字。浜本の名刺に残した不思議な絵文字。浜本と悠子の間の秘密の暗号。解読はしたがその意味するところが不明。誘拐された悠子にしか分からない。
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