日本の暗号小説
作者名 神山 裕右
作品名 炎の放浪者
発行日:2019.8.9
(初出:2011.9)
出版社:講談社
形式:文庫
目次
第1章 旅の始まり
第2章 巡礼の娘
第3章 第二の修道士
第4章 隠者の凄む森
第5章 密偵の巣窟
第6章 時代の終焉
最終章 遠い訣れ

ストーリーの概要
「修道士殺し」の真相と、キリストの「聖遺物」を巡る謎。
<これは、日本のダン・ブラウンだ!>

 妻を人質に取られ、逃亡した神殿騎士を探す旅に出た鍜冶屋の男。道中、何者かに襲われたことから、これがただの人探しではないことを知る。
 金貨に刻まれた暗号、十字軍遠征の真相、そしてキリスト教圏を揺るがす聖遺物の行方。謎の騎士は本当に存在するのか。誰のことも信じるな。歴史の巨大な謎に迫る!

暗号について
* ジュラ―ルの頭陀袋を探る・・・羊皮紙の切れ端と、2枚の鋳造金貨が入っていた。
 金貨が可笑しい、贋金か?
* 羊皮紙に灰を振りかけ、念入りに灰を擦り付けると、文章が!・・・しかし文字の羅列だ。・・・暗号だ。
* 金貨を良く見ると、縁に沿って、サラセン文字の羅列が打刻・・・鍵か?
* 暗号を解くためには、3枚目の金貨があるはずだ。
* 暗号解読に秀でた者を呼んだ。
* 解読の結果・・聖遺物のありかが・・・しかし具体的な隠し場所が?

面白いが、具体的に暗号文が示され、解く過程が書かれているわけではない。
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