日本の暗号小説
作者名 関口 甫四郎
作品名 北陸翡翠峡殺人事件
発行日:1989.10.10
出版社:青樹社
形式:BIGBOOKS(新書)
目次
プロローグ
第1章 三人の失踪者
第2章 樹叢のなかの殺人
第3章 のこされた詩篇 
第4章 宝石証人の死
第5章 鉄壁のアリバイ
第6章 解かれた暗号文
第7章 僻地の犯罪 
第8章 越路の女
第9章 あばかれた真相
第10章 さいごの暗号文
第11章 親不知・子不知
エピローグ
ストーリーの概要
雪の残る越中・宮崎鹿島樹叢で、美女の他殺死体が発見された。被害者は、東京の高級割烹の経営者で、翡翠の収集家としても知られていた神代時枝だ。時枝は、数日前に有名宝石商のパーティに出席してから消息を絶っていた。同じ頃、パーティの主宰者も行方不明になる。また、パーティの出席者と思われる男が、親不知の廃止トンネルで、一冊のノートをのこして姿を消した。そこには、奇妙な詩が綴られていた。
暗号の概要
ノートにのこされていた2編の詩は、越後あるいは雪国に関するものと思われるが、意味が良く通らない。詩の題名も意味深長。その他に数字の羅列も。その男のアパートからも2編の詩が。4編の詩が暗号と判断し、換字式あるいは転置式等の暗号基礎理論を説明しながら暗号を解く。
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