日本の暗号小説
作者名 内田 康夫
作品名 本因坊殺人事件
発行日:昭和60年4月25日
出版社:角川書店
形式:角川文庫6030
目次
プロローグ
1 投了          2 鬼首
3 奥多摩渓谷     4 疑惑
5 山脈のかなたへ   5 炎の接点
7 対決          8 半四郎落とし
エピローグ
ストーリーの概要
鳴子温泉で、高村本因坊と若手浦上八段との間で「天棋戦」が争われ、高村はタイトルを失い、翌日荒雄湖で水死体となって発見された。更に奥多摩渓谷では、記録係の新宮三段が、西伊豆大瀬崎では、私立探偵が死体で発見された。対局中の不可解な時間の消費、人里離れた山の中での異様な行動。死にのぞみ、高村本因坊が伝えようとした「最期のメッセージ」とは何か?観戦記者近江と天才棋士浦上が謎の連続殺人に挑む。
暗号について
高村本因坊の不可解な考慮時間の使い方に謎が。1・2分の場合と、10分以上の場合そして5・6分。長考の必要がある場合に早く、あるいはその逆が。その棋譜を改竄する者が現れた。その改竄した棋譜にもある意味が。
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