日本の暗号小説
作者名 阿部 和重
作品名 インディヴィジュアル プロジェクション
発行日:H12.7.1
出版社:新潮社
形式:文庫
目次
「なし」
(日記形式)

ストーリーの概要
渋谷・公園通り。風俗最先端の街に通う映写技師オヌマには、5年間にわたるスパイ私塾訓練生の過去があった。
一人暮しをつづけるオヌマは、暴力沙汰にかかわるうち、圧縮爆破加工を施されたプルトニウム238をめぐるトラブルに巻き込まれていく。ヤクザや旧同志との苛烈な心理戦。
謎の映画フィルムをめぐるヤクザや旧同志との苛烈な心理戦、肉弾戦。刻一刻とテンションを増す日々をオヌマは生き残ることができるか。映画フィルムに仕掛けられた暗号。
暗号について
*イノウエから預かった映画フィルム・・・記録のためのフィルムではない?
 ・いくつかの時刻を1分間ずつ捉える目的・・・その時刻が暗号
 ・各場面の時計が何時何分か?
 ・時刻をカナに変換・・・短針は50音表の縦列、長針は横列に対応
  →例えば、1時5分は「い」
 ・プルトニウム238の隠し場所が暗号化されているのだ。

*しかし、フィルムは焼けてしまい、内容不明
 ・預けたイノウエは、あれには謎はない。お前が余計な行動をしないようにするためだ。
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