日本の暗号小説
作者名 伊藤 桂一
作品名 隠し金の絵図
初出:1991.8.30;毎日新聞社

発行日:2005.6
出版社:学習研究社
形式:文庫
目次
第1話 甲州屋の犬
第2話 頸に巻いた扱帯(しごき)
第3話 牡丹のような女
第4話 冥土から来た男
第5話 青磁の花瓶
第6話 隠し金の絵図
第7話 銀の鶯
第8話 幽霊からの文
第9話 ムササビが飛ぶ

ストーリーの概要
凄腕の御用聞・風車の浜吉が、懐かしい根津の地に戻った。故あって咎をうけ、江戸を追われた浜吉は、五年後、子連れ女房のお時と小石川の長屋で世を忍んでいたが、昔鳴らした捕物の腕を惜しまれ、お上御用を勤めることになったのだ。
「日本橋の悪徳商家を荒らした粋な盗賊“つばくろ”から謎めいた遺書が届けられ、埋蔵金の在処を探り出す表題作」ほか、燻し銀の浜吉親分が大活躍。
暗号について
第6話 隠し金の絵図
* 盗賊「つばくろ」:常次から遺書が届く・・・手紙の最後に
 「かねのありかは、さんずのわたし、そうせんじ。せきぶつのねかた。おやぶんさまのしあんのおすがたにみえます。」
 ・これそのもは暗号と言えないかもしれない。
 → そうせんじ:総泉寺、さんずのわたし:橋場の私・・寺から直ぐ、
   せきぶつのねかた:石仏の根方・・・石仏は沢山あるが? しあんのおすがた:思惟仏

* 小さな小箱を発見、絵図が入っていた
 ・「細い線で、湾曲した池のような形のものや、家か木が3〜4・・・意味不明
 ・常次の家から一輪挿しを発見・・・円形で漆塗り
 ・絵図の上に一輪挿しを乗せてみると、一輪挿しの肌に絵図が・・・
  池が二体の石仏、家のようなものが鐘つき堂、そして松の枝が
inserted by FC2 system