日本の暗号小説
作者名 清涼院 流水
作品名 カーニバル 一輪の花
発行日:2003.1.15
出版社:講談社
形式:文庫


目次
8・8・8「宵々山」 CARNIVAL EVE EVE
    エピソード前「末広がりの世界」
8・8・9「宵山」 CARNIVAL EVE
    エピソード1「黒い犯罪の公開」
    エピソード2「赤い果実の後悔」
    エピソード3「青い想いの段階」
    エピソード4「白い令嬢の誓い」
    エピソード5「誤解を正す機会」
8・8・10「祭日」 CARNIVAL DAY
    エピソード集「探偵たちの正解」
    エピソード集「点に集まり崩壊」
巻末特別付録〈JDC極秘エピソード集〉
ストーリーの概要
*1992.12:講談社刊行の「カーニバル・イブ 人類最大の事件」の改題、全面改稿
旧作は原稿用紙で約550枚の作品。このリメイク版は、旧作の序盤150枚分を全部改稿して200枚にまで膨らませ、さらに旧作の後半400枚を丸ごとカットし、全く新しいストーリーで300枚、書き下ろし。
JDCシリーズ最適・最高の入門書。
(以上前書きから)

あらゆる犯罪に立ち向かうJDC(日本探偵倶楽部)激震!
十億人を殺す者(ビリオン・キラー)が企てる全人類殺害計画“犯罪オリンピック”が始動した。
ウェブ空間(オンライン)に頻出する噂に過ぎなかった事件を現実にし、かつてない悲劇の引き金を引いたある人物の行動とは?
暗号について
* 探偵の名前に珍名が多い・・・凝っている暗号名か?・・・アナグラムの活用
 ・ 役間雀:父が雀狂・・麻雀の役のアナグラム
 ・ 未来に危険性:リスク・・・クスリ・・・・麻薬
 ・ 御戸村正:三村正人
* 龍宮城之介は、言霊使い探偵、暗号解読等、複数の言語にまたがる言葉の手掛かりの分析に非凡な手腕を発揮
  普通の読者にはただの文章でも、別の解釈を見出す。
* 病気見舞いの鉢植えについていたメッセ−ジ・・・「まず、きっかけは二輪草が誤導」
 ・ アルファベットに直す
 ・ 鉢植えは二輪草ではなく「トリカブト」だった・・・毒草・・DOKUSOU・・・キーワードか?
  → 「毒草、鏡張る、事件の鍵」・・・おかしいか?
  → 「天城、食う毒リンゴ。ジン、酒を吐く」
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