日本の暗号小説
作者名 探偵研究会
作品名 海賊王
発行日:T4.10.21
出版社:日吉堂
形式:15cm
目次
「概要」に記述

ストーリーの概要
海賊・団長流星太郎と海軍中尉花川との闘い。
花川中尉の許嫁・百合子は、アメリカ留学のため、ノーベル号で航海の旅へ。途中、海賊流星団に襲われ、舟は火災沈没、約二千人の乗客等は死亡。しかし、百合子は、桜井子爵の娘なので身代金目当てで、海賊の住処に連れて行かれる。
花川中尉は、子爵と共に復讐を誓う。
流星団長からの死者が来て、十万円を要求。それを知った花川中尉は、海賊団の一掃と、百合子救出の計画を練る。

1 不思議な赤い燈
2 今一時間と経ねえ内に
3 覆面の巨漢が飛び込んだ
4 海賊船の仕業
5 月の射込む石の牢屋
6 読料理では無いか?
7 私を殺して下さい
8 殺すのに差指は受けない
9 姫様はまだ御存命です
10 十万円の無心状
11 お繁さんしつかりせ
12 黒舟から異様な光が
13 海へざぶん
14 暗号電報が鎮守府へ
15 水煙と共に爆然たる物音
16 祝杯だ、祝杯だ
暗号について
14 暗号電報が鎮守府へ
 *花川中尉は、横須賀鎮守府へ「ハ、ス、シナ」という暗号電報を打った。
  ・しかし、これについての明確な「平文」は記述されていない。
  ・文中から推察するに「潜行艇を品川に回航し、海賊を退治する依頼」の内容であろう。
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