日本の暗号小説
作者名 内田 康夫
作品名 鏡の女
初出誌:週刊小説:実業の日本社
    昭和61年8月

発行日:平成2年2月25日
出版社:角川書店
形式:角川文庫(7807)
目次
なし(「短編」)

・ 他に「地下鉄の女」、「透明な鏡」所収
ストーリーの概要
浅見の小学校同級生・浅野夏子から、鏡台が送られてくる。文瀬夏子名で届いたので分からなかったが、配達伝票の下に浅野静香様とあったので気がつく。文瀬は、田園調布に住む医者だ。何故送られて来たのか調べると、夏子は事故で死んだという。子供が出来ないことを苦に悩んでいたという。夫の文瀬は、看護婦の一人と不倫に陥り、子供が出来たらしい。浅見は、真相解明に向かう。
暗号について
鏡台に書かれていた「わくをした」や、実家宛に送られていた手紙の中にも、おかしな表現が。浅見と夏子が小学校時代に使った暗号だ。[*HELP]となる。「あ→A、い→B」というような簡単な換字方式の暗号。
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