日本の暗号小説
作者名 藤岡 真
作品名 ゲッペルスの贈り物
初出:1993;角川書店

発行日:2001.8.31
出版社:東京創元社
形式:文庫
目次
1 剣城直樹とわたし
2 厄介な仕事を押しつけられたおれ
3 姫宮四郎とわたし
4 真弓を捜すおれ
5 藤井静夫とわたし
6 呆然と立ちすくむおれ
7 遺書をみつけたおれ
8 敵の名前を知ったおr
9 萩原良治とわたし
10 狼狽えるおれ
11 船越啓祐とわたし
12 謎を解いたおれ
13 ドミノに出会ったおれ
14 頭を丸めたおれ
15 藤岡真とわたし
16 春間源に見えたおれ
17 真相に呆れるおれ
ストーリーの概要
 爆発的な人気を誇りながら、メディアへの露出はビデオテープのみ。
 実際には誰一人としてその姿を見たこともない謎のアイドル“ドミノ”を捜して、狂躁の夏に翻弄される羽目に陥ったプロデューサーの「おれ」。
 人気俳優や国際的数学者など、著名人を次々手にかけてゆく殺し屋の「わたし」。
 五里霧中の展開の果てに「おれ」と「わたし」が出会った時、『ゲッベルスの贈り物』に関する恐るべき真相が浮かび上がる
暗号について
第2次世界大戦においてドイツから日本へ潜水艦により帰国しようとした海軍大佐・飛良泉の遺書
*「さおりへあてて」の意味は?
 ・海軍大佐が娘あてに書くのか・・・・「さをり殿 父」ではないのか?
*キカワとタキカワ・・・「タ」の付かないキカワを「タヌキ」と呼んでる
*「さ」を「り」に当てている・・・「り」を「さ」に戻して読め
 ・「自立」→「自殺」

◎ゲッペルスの最終兵器は「自殺」・・・敵の国力を弱めるために「自殺」させる。
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