日本の暗号小説
作者名 中嶋 博行
作品名 検察捜査
初出版:講談社:1994.9

発行日:1997.7.15
出版社:講談社
形式:講談社文庫

第40回江戸川乱歩賞
目次
プロローグ 危機
第1章 事件
第2章 動機
第3章 権力
第4章 覇権
第5章 対決
エピローグ 証言
ストーリーの概要
横浜の閑静な高級住宅街で、大物弁護士・西垣文雄が惨殺された。横浜地検の美人検察官・岩崎紀美子は、捜査を進めるほど、事件の裏に大きな闇を感じる。日弁連と検察庁、警察庁そして県警の確執…。現役弁護士作家が法曹界のタブーを鋭くえぐった力作。
暗号について
検察が犯罪の種類につけているコードナンバー。そのコードが、仲間に対する信号となり主人公の命を救う。
A103:殺人罪、C234:業務上過失致傷・交通事故、K104:覚醒剤取締法違反、L166:監禁罪
最終シーン:検事:岩崎の部屋に忍び込んだ殺人犯。そこに部下の事務官が訪問するが、殺人犯から追い返せといわれ「L166は明日検討しましょう」と言い、追い返す。この「L166」が、監禁罪。事務官には分かるが、殺人犯には分からない。
 初出版:講談社:1994.9
inserted by FC2 system