日本の暗号小説
作者名 大石 英司
作品名 原潜海峡を封鎖せよ
初出:1989.6;中央公論社

発行日:1993.8.15
出版社:徳間書店
形式:文庫
目次
「なし」

ストーリーの概要
 原潜銀座、対馬海峡に米軍が密かに設置した最新の水中聴音装置DESBEL。これを入手しようと企てるソ連の特殊潜水艇〈ミゼット〉。
 だが潜水艇の接近は、聴音装置防御用の魚雷発射式機雷を目覚めさせてしまった。被弾しながらも目的の装置を奪取したソ連潜と、国際海峡を封鎖してしまった米軍の機雷により、日米ソ間に極度の緊張が。
 米軍の要請を受け、現場海域に向かう海上自衛隊の掃海艇と魚雷艇。ソ連軍特殊部隊の攻撃を受けつつ、決死の掃海作業を行うが・・・。
 また司令部では米軍の不審な行動から、陰謀の臭いに気付き・・・。
 自衛隊唯一の実戦経験部隊であり、米ソをもしのぐ装備を持つ海自掃海部隊とP‐3Cの協同作戦は。
暗号について
* 本格的な暗号及び暗号解読は出てこない。
* 軍事用語
 ・FOSIC:艦隊海洋監視情報センター   ・NTDS:海軍戦術データ・システム  ・SOSUA:ソナー・サーベランス・システム
 ・DESBEL:深海敵性振動拡散角度素子聴音器 等
* 交信関係
 ・赤表紙のコミュニケーション・ブック・・・・コールサイン等
 ・自衛隊の連絡手段・・・掃海艇にはリンク14はない。スクランブラ―経由の暗号連絡
* ソ連による傍受、解読に対する対策
* 魚雷の起爆解除のための暗証番号・・・二重?
* 米軍の陰謀に対処sるための連絡手段・・・傍受解読の回避、偽信、ヘリの低空飛行通信・・
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