作者名 高田 崇史
作品名 .QED 百人一首の呪 発行日:1998.12.5
出版社:講談社
形式:講談社ノベルス目次
序章
うきよのたみに ゆくすゑまでは
ものをこそおもえ やどをたちいでて
たまそちりける みだれてけさは
つきやどるらむ
終章
百人一首配列とミステリ/北村薫
ストーリーの概要 希代の天才・藤原定家の残した百人一首。その一枚を握りしめて、会社社長・大睦が惨殺された。普段は別居している家族たちが年に一度正月に集まった日に。残された札はダイニングメッセージなのか。関係者はぜ人疑わしいが、のアリバイは証明され、事件は不可能犯罪の様相を呈す。薬局に勤める奈々と大学時代のサークルの仲間・桑原崇と小松崎良平は、その謎解きにかかる。 暗号について 百人一首の謎解きが、暗号解読のよう。織田正吉の「絢爛たる暗号」に対抗するように、百人一首の配列を紐解く。