日本の暗号小説
作者名 鯨 統一郎
作品名 今宵、バーで謎解きを
発行日:2010.4.25
出版社:光文社
形式:新書
目次
第1話 ゼウスの末裔たち
第2話 アリアドネの糸
第3話 トロイアの贈り物
第4話 ヘラクレスの棺
第5話 メデューサの呪い
第6話 スピンクスの問い
第7話 パンドラの真実
ストーリーの概要
 バー“森へ抜ける道”に夜ごと集う、ヤクドシトリオこと私立探偵の工藤とライターの山内、それにマスターの島。
 ワインとチーズを楽しみなガら、語られるのは少年時代のなつかしいサブカルチャーをネタにした馬鹿話と、巷間をにぎわしている未解決殺人事件の顛末…。
 もうひとりの常連で酒にも推理にももっとも強い、桜川東子のギリシャ神話を援用した名推理。
暗号について
第4話 ヘラクレスの棺
* 高校の体育教師・大谷勝典が体育館でロープで絞殺された。
* 現場にはチョークで床に「H」のダイイング・メッセージが。
* 本人の携帯電話のメモ機能に、「女子高生をレイプした」との文言が?

* 携帯のメモは、犯人が大谷の悪事を暴き、殺す理由の宣言
* 「H」は、犯人の竹原晴美と書こうとして途中で力尽きた・・・「竹」の時の左半分・・・死ぬ直前で上手く書けなかった。
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