日本の暗号小説
作者名 霧舎 巧
作品名 九月は謎×謎修学旅行で暗号解読  私立霧舎学園ミステリ白書
発行日:2005.9.5
出版社:講談社
形式:新書
目次
第1章 東西南北
第2章 六角屋敷
第3章 地図六枚
第4章 2人探偵
第5章 死体隠匿
第6章 七色図式
第7章 暗号解読
第8章 双玉問題
第9章 真相解明
ストーリーの概要
 九月。霧舎学園2年生の二学期に入って、最初のイベントは京都への修学旅行。琴葉と棚彦は学園理事長のさしがねにより、京都の六角屋敷で、ある秘宝を探す羽目に。
 手がかりは六枚の地図とプリクラ。プリクラに書かれた「1四銀」の暗号を解く鍵は?学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏。九月のテーマは暗号解読!
 プリクラシールや、推理マニア向けの京都・観光地図が付けらており、別シリーズである《 あかずの扉》研究会シリーズとリンクさせるなどユニークな本。 
 表紙だ けみると、高校生向けの単純な本かと思うが、内容は所謂新本格推理小説である。
暗号について
* 将棋を題材に作った暗号を 学園と遠く離れた修学旅行先の京都と2箇所でリンクさ せて同時進行させた趣向。
 ・お嬢様探しゲーム・・・・プリクラ、将棋暗号の始まり
 ・将棋とマージャン牌との関係は
* 館につくら れた暗号。

 ・「倉崎財宝の秘密」という原稿に隠された謎
  『旅の詩人から話を聞いた少年は 朝な夕な 丘に立ち続けた この大地の向こうに 美しい黄金の世界がある
   少年はペガサスを連れて 丘に立った 30年がたち経ち 40年が過ぎ 50年目を迎えた朝
   六つの光が地を照らし 少年と馬は大地を飛び立った』・・・寓意法・
 ・「アステカの秘法」探しの暗号
 ・「ヒントは本日午前あの部屋に」・・・today AM a → todayama・・・「戸田山」
 ・『少年は黄金の世界にたどりついた 50年目を迎えた朝 この地に舞い降りた宝
  少年は手に取りて 名を唱え 詩人は真の旅路につく』
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