日本の暗号小説
作者名 中見 利男
作品名 軍使の秘密
発行日:2007.7.8
出版社:角川春樹事務所
形式:46版
目次
プロローグ 要石
第1章 甲陽秘伝
第2章 虚構の軍師
第3章 偽装
第4章 甲陽秘伝吟味前夜
第5章 軍使の秘密
第6章 江戸城総攻撃
エピローグ 終わってもまた始まる
ストーリーの概要
 武田信玄の軍略書といわれる『甲陽秘伝』には暗号が隠されている!一体どんな秘密が隠されているというのか?その鍵を握るとされる山本勘介という信玄の軍師。その勘介は、創られた虚像だった。
その事実を知った徳川家康は暗号師・蒼海と少年忍者・友海に真相を究明するよう極秘に指令を出す。
 二人の調査の結果、『甲陽秘伝』の作者である小幡景憲は、家康の指摘したように『甲陽秘伝』に暗号を忍ばせ、徳川幕府の転覆を謀ろうとしていることが判明した。しかも小幡の背後には東インド会社を隠れ蓑にした異教の集団が控えている。
 武田家秘伝の『二五十、二五七』の謎の六文字に隠された秘密とは何か?
 武田の軍師・山本勘介に秘められた暗号とは何か?
彼らの野望を粉砕するために暗号師・蒼海と少年忍者・友海は一世一代の戦いに打って出た!
暗号について
* 家康に仕える暗号師・蒼海が主人公の一人・・・甲陽秘伝の解読
* 甲陽秘伝に暗号が仕掛けてあり、家康を苦境に追い込む設定
 ・品第二の一節・・・二五一、二五七・・・・この謎とき
* 山本勘介は何故、一眼一足なのか?もう一つの名「道鬼」は暗号?
* 宇佐美定行の暗号「字変四八」
* 信玄口伝の歌の暗号
* その他、細かい暗号がある・・・殆ど古文書等の解釈論
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