日本の暗号小説
作者名 万葉の暗号
作品名 伊東 秋彦   死者たちの歌
発行日:H21.11.20
出版社:角川学芸出版
形式:四六判
目次
プロローグ
第一章 紫野逝き……
第二章 わとそんの遺言
第三章 隣室の女
第四章 莫囂圓隣
第五章 神田川の死体
第六章 近江路へ
第七章 戦場の万葉歌
第八章 陥穽の交叉
第九章 死者からの手紙
第十章 旅の終わり
エピローグ──時空を超えて
ストーリーの概要
第二次大戦で戦死した学徒兵が記し、戦後60年を経て発見された日記帳。、添えられていた『死者の書』。
遺族探しを託された若手万葉学者の不可解な死。記帳に書き写した暗号解読が現代の殺人事件に繋がる。
近江八幡市のホテルの一室で発見された、一組の男女の死体。傍らには二首の歌が別々の紙に一首ずつ、異なる筆跡で遺されていた。
二人の天皇に愛された万葉の美女、謎多い国文学者 折口信夫、近代史に残るゾルゲスパイ事件、東京大空襲といった歴史的事実が次々に絡み、邪馬台国と並ぶ「日本古代史上の謎」とされる超難訓歌を解き明かしていく。
暗号について
* 「死者の書」の見返しに書かれた「わとそん君へ ほうむず」の意味は?
* 「ちきん」、「Zスパイ事件」の意味は?
* 「莫囂圓隣」の歌の読解
* 万葉歌人「額田王」が詠った歌を辿る・・・歌には謎が多い・・・いかに読み解くか?
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