日本の暗号小説
作者名 霧舎 巧
作品名 マリオネット園  《あかずの扉》研究会首吊塔へ
発行日:2001.10.5
出版社:講談社
形式:新書
目次
第1章 死体は家に帰り着く
第2章 マリオネット・ランド
第3章 コインロッカー
第4章 首吊塔
第5章 風船と三行詩
第6章 みりさきめぐみ
第7章 自殺する人形
第8章 人形になった死体
第9章 長すぎる首吊ロープ
第10章 首を貫く糸
第11章 五つのパーツ
第12章 犯人がいない
第13章 一人だけいない
第14章 人形はなぜ壊される
第15章 ユダの窓
第16章 死者からの電話
第17章 柱と床と外壁と
第18章 最初の首吊死体
第19章 犯人の条件
第20章 最後のマリオネット
ストーリーの概要
 閉鎖されたテーマパーク《マリオネットランド》に妖しく聳(そび)える斜塔――首吊塔。
 その塔内を回転木馬のごとく首吊り死体が乱舞するとき、《あかずの扉》研究会に未曾有の危機が迫る!はたして“誰”が“誰”に操られているのか――!?
暗号について
* 竜王出版の担当者「水上和美」・・・回文
* 女子高生「沢入美由紀」に届いた手紙
 ・一字違いで大違い 丸に張りつく三角で 死体は家に帰り着く
 ・お待ちしています 野々原涼子
 ・折り紙「風船」に入っていたコインロッカーの鍵・・・・この暗号の意味は、この鍵に合うコインロッカーのある「駅名」か?
*コインロッカーを開けると次の問題(暗号)が書かれた手紙が5通とコインロッカーの鍵が5個
 ・三つの棺はいくつになった 黒い星が輝く町で 五つになった、七つになった
 ・存在しない薔薇の花 実在するか電気工 塔は左右対称の名を持つ
 ・李岡ちさとと土佐香織 頭と体を入れ替えて 三度目ならば、美を三に
 ・怖くないから多すぎる 楽じゃないから乾杯を 憎しみのない強盗に
 ・流氷館で謎を解く
*コインロッカーに入っていた地図
 ・各駅をプロットすると、首吊の絵が浮かび上がる

*この暗号は理論的に解く面もあるが、霧舎の書いた他の本を読んでいないと解けない
 
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