日本の暗号小説
作者名 松岡 圭祐
作品名 マジシャン
発行日:2002.10.1
出版社:小学館
形式:四六版
目次
「なし」 
ストーリーの概要
 「目の前でカネが倍になる」。参考人らが口を揃えてこう証言する奇妙な詐欺事件が多発。
 事件を追う警視庁捜査二課の警部補・舛城徹の前に、マジシャンを志す一人の少女が現れる。その少女が語ったカネが倍に増えるトリックとは?
 警視庁に通報される金融関連詐欺の中には、奇術詐欺的なトリックを使ったものも少なくないという。その驚くべき手口とは?
 騙す、誤魔化す、まやかす、眩ます、嵌める、惑わす、誑かす―人をあざむくプロである「奇術師VS詐欺師」のとんでもない頭脳戦が展開。
暗号について
*現代暗号に関係するコンピューターウィルに関する事件
・ 過去のウィルスは、ワクチン用ソフトのプログラムで除去できた。
・ 今回のXEコンピュータ・ウィルスは、感染するごとに変化し、進化するウィルス。
・ 企業のLANのセキュリティを突破して潜入する。
・ ウィルウ・プログラムは百%転送されない限り、余分なプログラムとしてファイルに閉じ込められるだけ。途中で止めれば、感染は阻止できる。
・ 通信経路は暗号化されている。どうやって接続されているかもわからない。
 
文庫版              完全版(文庫版)
完全版は、文庫版を書き直したもので、全体的に枝葉を落としスリムにしたのと、ストーリーがかなり書き換えられている。前者では殺人が起こらないが、後者では起こる。そして驚くべきことには、犯人が想像もできない者に換わっているのだ。
inserted by FC2 system