日本の暗号小説
作者名 永井 泰宇
経歴 1941年、上海生まれ。
漫画家「永井豪」が実弟
主要な作品 1996:「鮮血のバプテスマ」」、江戸川乱歩賞候補
永井豪の「デビルマン」の原作。「夜逃げや本舗」、「聖母大戦」、「超神戦線」、「手天童子」
作品名 般若心経殺人事件
発行日:平成6年6月27日
出版社:スコラ
形式:B6、ハード
目次
(阿)
第1章 水猟犬   第2章 遺体確認   第3章 神霊商法
第4章 愛人     第5章 木食行者   第6章 該当車
第7章 即身仏   第8章 千枚写経   第9章 共犯者
第10章 真容疑者   第11章 暗号解説   第12章 キリーク  第13章 偽名      第14章 地獄堂
(吽)
ストーリーの概要
般若真例会国立支部住職・江木が死体で発見される。東都大学考古学助手・正樹は、大学時代の後輩芳賀孝の父親代わりの重野から江木殺害の疑いをかけられる恐れがあると相談を受ける。孝・史絵は、重野を助けるために江木を訪問し、江木を殺したと自白する。しかし、殺害方法と死因が一致しない。正樹は二人の殺人犯の疑いを晴らすため奔走する。出羽3山の歴史が絡む謎解き。
暗号について
湯殿山住職・玄弘が2千日の木食行を終わり、般若心経の写経を262枚書いた。その写経を良く観ると誤字が見つかる。全部で508文字の誤字で、種類は20種。般若心経という最も漢字らしい文から暗号がローマ字とは珍しい。
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