日本の暗号小説
作者名 伽古屋 圭市
作品名 21面相の暗号
発行日:2011.12.20
出版社:宝島社
形式:文庫
目次
「なし」
ストーリーの概要
 昭和を驚愕させた未解決事件と偽札に刷り込まれた謎の暗号!
 あの事件真犯人が今度は偽札を作った!?

 Twitterを使った脅迫事件と、偽札に残された暗号の謎。かい人21面相が隠した大金を探し出せ!

 裏ロム販売で稼いだ3000万円を仲間と山分けした卓郎と相棒の美女・シエナ。
 ところが、すべて偽札だったことが発覚。
 ありえない記番号の一万円札が紛れていることに気づいたふたりは、裏切り者の仲間からの暗号だと確信し、謎解きをはじめる。
 時同じくして、製菓会社「すぎしょう」に、自社製品への毒物混入停止と引き換えに、5000万円を要求する脅迫電話が――。
暗号について

* 精巧な25枚の偽札には暗号が仕込まれており、そこから浮かび上がった言葉。山岸の興奮。
 ・手に入った1500万円・・すべて偽札。しかし、記番号を調べると、最初の2文字と最後の1文字が同じアルファベット。
  例:AA736230A。全部で12枚見つかる。実は、まだ他に1500万円がある。合計25枚だ。
 ・並べて調べる。間の数字が暗号だ。
 ・印刷されていた「虎の子埋まる」・・・「寅」[子」「午」 → 「3」「1」「7」
 ・駆け引きせよ・・・掛け算、引き算 → 「21」
 ・数字を二桁づつに分け、21を引く・・・50音と数字を当てはめる
 → 「ぐりこ もりなが ・・・・・・」の文章が

* 犯人が指定したツイッターのアカウント・・・「ikon2jasmine2」 → アナグラム・・・kaijin22menso

* 「おてんとさんから おかねをもろたら よおろっぱえいこう」の意味は?
 ・入口の鍵の暗証番号?・・・406815

* 1万円札には、右端にも三本のすかしがある。その線に切れ目があった。
 ・八卦か 数字か?・・・「ひがしのもりの・・・」

* 怪人21面相の関係者の名前の頭文字を並べると
 ・海老名、神埼、綿谷、相葉 → 「海神綿相」(かいじんめんそう)
 ・画数は全て、21画

* 金庫の中にあった紙に・・・スイス、オーストリア、ドイツ、イタリアの著名な教会名が
 ・十字の下。最前列、右の脚
 ・各教会を結ぶ中心・・リヒテンシュタインの教会・・・その椅子の脚から・・・グリコ・森永事件の真相が!


* モナリザの瞳は文字が隠されている。キリンビールの絵には「キ」「リ」「ン」の文字が等の話題

☆ なかなか凝った暗号が出てくる。

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